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染物の染料として知られるアカネ(茜・あかね)は、日本各地*1の林や山道などで目にするアカネ科アカネ属のつる性多年草で、日本以外には朝鮮半島や中国に分布しています。
アカネの根は乾燥すると赤い色に変色するため「アカネ」と呼ばれるようになったそうですが、「茜色」の起源は古く、万葉集の時代より詩歌の中で朝日の形容などに用いられています。
有名な「茜染め」は、アカネの根を煮出した煮汁を染料として使用する草木染めですが、その美しい色を表現するには、技術や経験、時間などが必要とされるため、現在では加工の容易な「セイヨウアカネ」*2が使用されているそうです。
余談になりますが、セイヨウアカネを原料とする食品添加物の「アカネ色素」は、動物実験において発がん性が認められたため、数年前に使用が禁止になりました。
アカネ(茜・あかね)の成分
アンスラキノイド色素(プルプリン・アルザリン)など
アカネ(茜・あかね)の効能
アカネの薬用部位である根を乾燥させたものは、「茜草根」*3と呼ばれる生薬で、作用は止血や利尿、通径とされ、鼻血や血尿、腎臓病、生理不順などに効用があるとされています。
また、乾燥したアカネの根を焼酎に漬けたアカネ酒は、強壮作用をもつ薬用酒として知られています。
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