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オミナエシ(女郎花・おみなえし)

オミナエシ(女郎花・おみなえし)の写真

秋の七草の一つに数えられるオミナエシ(女郎花・おみなえし)は、九州以北の日本各地に分布するオミナエシ科の多年草植物で、日本のほかにも中国や朝鮮などに生息しています。

古来より人々に親しまれている植物で、その名は万葉集*1や源氏物語*2にも見ることができます。

オミナエシとは、きれいな女性をあらす意味ですが、これは同種のオトコエシと比較してオミナエシが華奢な感じがすることからそう呼ばれるようになったそうですが、この植物を原料とする生薬が女性特有の病気に効用があるとされているのは単なる偶然なのでしょうか。

古来より名を残すオミナエシですが、近年は数をどんどん減少させていて、現在では環境省の絶滅危惧種のリスト*3にその名前が記述されています。

オミナエシ(女郎花・おみなえし)の成分

サポニン・ステロール類・ヘデラニゲン・オレアノール酸など

オミナエシ(女郎花・おみなえし)の効能

オミナエシの別称を敗醤*4といいますが、敗醤*5とはオミナエシを乾燥させたものの生薬名です。

血行を促進する成分である精油成分が敗醤には含まれているので、鎮静・腹痛・浄血・消炎・下痢・腫痛・婦人病などに効用があるとされています。

また、オミナエシの花の部分だけを原料にした生薬として黄屈花*6と呼ばれる物もあります。

  1. 萩の花尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花(万葉集 巻八 1538) []
  2. 女郎花しほるゝ野辺をいづことて一夜ばかりの宿を借りけむ []
  3. 絶滅危惧II類 []
  4. ハイショウ(乾燥させると醤油の腐臭がするためその名が付いたとする説があります) []
  5. オミナエシが原料の場合は、黄花敗醤と呼びます []
  6. オウクツカ []

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