- クスノキ科 効能
クロモジ(黒文字・くろもじ)は、山地などに見かけられるクスノキ科クロモジ属の落葉低木で、本州から四国および九州に分布しています。
雌雄異株を特徴とするクロモジの著名な同属には、「アオモジ」*1や「シロモジ」*2がありますが、その他にも東南アジアなどに多数の変種や異種が存在しており、「テンダイウヤク」*3は、漢方にも使用されています。
クロモジの名前の由来については、枝の表面にある黒色の斑点を文字に見立てて「黒文字」と呼ばれるようになったとされる説がありますが、その他にも古い時代に現在の歯ブラシのように使用された事からとする説もあるそうです。
良い芳香を漂わせるクロモジは、茶道や和菓子などに用いられる高級な爪楊枝としてよく知られていますが、過去には石鹸や香料などの材料としてクロモジの枝葉より抽出される精油*4が用いられていました。
クロモジは丈夫な性質をもち、土質を選ばず、挿し木も可能なことから育て方も比較的容易なため、庭木などのガーデニング用途での栽培も行われ、苗木の販売もされています。
クロモジ(黒文字・くろもじ)の成分
テルピネオール・リモネン・リナロールなど
クロモジ(黒文字・くろもじ)の効能
「釣樟」*5と呼ばれる生薬は、クロモジの根皮を乾燥させたものですが、釣樟には抗菌作用や消炎作用などがあるとされ、水虫などの皮膚の疾患や鎮咳*6や去痰などに効用があるとされています。
また、クロモジの枝を焼酎に漬けた芳香漂う「クロモジ酒」や葉を用いたクロモジ茶には健胃作用があるとされています。
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