- クロウメモドキ科 効能
薬効をもつ植物として知られるナツメ(なつめ・棗)は、中国やヨーロッパ南部を原産とするクロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木で、日本でも古くから栽培が行われています。
ナツメは、薬品の古文書である「本草和名」*1や「万葉集」などの文献に記述があることから、かなり古い時代に((奈良時代とする説があります))日本に渡来し栽培されていたことが推測されます。
また、ナツメの名前の由来については、夏季に発芽することから「夏芽」とする説や、茶道の茶器である「棗」に形状が似ていることからとする説があります。
ナツメには、豊富な栄養分がふくまれているため、薬としての利用もさることながら、赤い果実の酸味のある甘さはお菓子などの用途にも適しているため、中国では身近な食材としてお粥やお茶菓子などさまざまな食べ物に加工され用いられています。
ナツメ(なつめ・棗)の成分
トリテルペノイド・トリテルペノイドサポニン・フルクトピラノサイドなど
ナツメ(なつめ・棗)の効能
古くより薬用植物として珍重されてきたナツメですが、その薬用部位である果実を乾燥させたものは、「大棗」*2と呼ばれる生薬です。
大棗は、緊張を緩和させる作用や利尿作用、鎮静作用などの効用があるとされ、多くの漢方薬に用いられており、大棗を焼酎漬けにした「大棗酒」*3は滋養強壮効果のある薬用酒として知られています。
また、ナツメ特有の成分である「フルクトピラノサイド」は、花粉症のアレルギーを抑制して体質を改善する効果があるとして注目されています。
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