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美しい容姿をもつシャクヤク(芍薬・しゃくやく)は、日本各地で栽培や植栽が行なわれているボタン科ボタン属の多年草で、国外では朝鮮半島や中国に分布しています。
和名の「シャクヤク」は中国語の「芍薬」の音読みに由来されており、また古い時代には別名を「エビスグスリ」*1と呼ばれたそうですが、エビスグスリの意は、現代で言うところの「薬効をもった外来種」といったところでしょうか。
シャクヤクは、同属の「ボタン」*2とともに美しい女性の代名詞とされる植物ですが、シャクヤクもボタン同様、古来*3に中国より薬用目的で渡来したとされています。
また、シャクヤクはボタンを栽培する時に、接ぎ木の台木として用いられたり、江戸時代に園芸用の改良品種がたくさん作成されるなど、両者には似通った点が多くありますが、両者の大きな相違点は、シャクヤクは草本でありボタンは木本であるところです。
シャクヤク(芍薬・しゃくやく)
ペオニフロリン・ペオニフロリゲノン・タンニンなど
シャクヤク(芍薬・しゃくやく)の効能
日本薬局方に収録されるシャクヤクは、漢方においては主要な生薬になっています。
根がシャクヤクの薬用部位ですが、採取した根の加工の仕方により「真芍」*4と「生干芍薬」*5に生薬名がわけられており、鎮痛や鎮静、鎮痙、消炎などの作用があるとされています。
シャクヤクは、おもに婦人病などに効果がるとされ、「当帰芍薬散」*6や「芍薬甘草湯」*7など多くの漢方処方に配合されています。
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