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春の野を彩る紫色のイカリソウ(碇草・いかりそう)は、丘陵や林間に自生するメギ科イカリソウ属の多年草で、本州*1や四国などに自生しています。
イカリソウの同属は多く、アジアやヨーロッパなどの広い地域に分布しており、日本ではトキワイカリソウ*2やバイカイカリソウ*3、キバナイカリソウ*4などが分布しています。
船の碇*5に似た形状の花をしていることから「碇草」と名付けられたとされていますが、三つの枝に三枚づつの葉を付けることから「三枝九葉草」*6とも呼ばれています。
イカリソウは生命力が強く、育て方が比較的に簡易なため、一般家庭でも生育されているほか、園芸用に販売されている品種もあります。
また、山菜として和え物や天ぷら、おひたしなどに調理しての食用も可能です。
イカリソウ(碇草・いかりそう)の成分
フラボノイド配糖体(イカリイン)・アルカロイド(マグノフロリン)など
イカリソウ(碇草・いかりそう)の効能
イカリソウの薬用部位である茎と葉を乾燥させたものは、淫羊霍 *7と呼ばれ、古来より強精や滋養強壮、疲労回復などに効用がある生薬とされています。
本来の淫羊霍は、中国産のホザキイカリソウ *8を原料としたものですが、日本産のイカリソウにも同様の作用があるとされています。
また、イカリソウを焼酎に漬けた「イカリソウ酒」は、強壮酒として著名な存在であり、イカリソウエキスを含んだドリンク剤なども販売されています。
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